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介護ロボ 持ち腐れ? 「装着面倒」「動きづらい」 十勝管内施設
1/9(火) 14:09配信 十勝毎日新聞
人材不足が深刻な介護現場で、職員の負担軽減につながると注目される移乗介助用の「介護ロボット」。当初は国や道の補助金も活用できたため十勝管内でも導入が進んだが、“持ち腐れ”となっている事業所も出てきている。単一作業にしか力を発揮しないロボットと、複数の業務を並行してこなさなければならない現場とのミスマッチがあることが要因だ。
移乗介助用ロボットは、主にベッドから車椅子などへの高齢者の移動や、入浴介助の際に使う。帯広市内では、東京のベンチャー企業が開発し、物を持ち上げるときの筋力を最大25キロ分補助する「マッスルスーツ」を2016年度に3事業者が導入。うち地域密着型介護老人福祉施設「にれの木」(西22南1)では、国の補助金を全額使って2台を購入した。
だが職員の反応は良くなかった。現場は、入所者の移乗介助以外に食事や排せつなど複数の業務を、時間を置かずに行わなければならない。脱着に数十秒かかるスーツをその都度着け外しする余裕はなかった。重量も約5キロあり、肩に負担がかかる上、使用には空気を入れる必要があったり、急な呼び出し時に動きづらかったりと、制約もある。
堀井圭輔事務係長は「幅広い業務をこなしていく介護現場の実態に合わず、今はほとんど使えていない。もう少し完成度を見極めるべきだった」と話す。
同じくマッスルスーツを購入した市内の特別養護老人ホーム「太陽園」(大正本町西1線)でも同様の状況だ。道下昌和副施設長はスーツの機能について「ある程度の効果はある」としつつも、実際はスーツを使うより、他の職員を呼んだり、脱着不要な腰痛ベルトを使ったりする人が多いという。管内のある事業所も「スーツを使ったのは最初の2、3回。今は倉庫に眠ったまま」と打ち明ける。
十勝総合振興局社会福祉課によると、スーツの購入に向けた補助金の申請件数は、十勝管内分で国と道合わせて16年度は計8件あったが、今年度は現時点でゼロ。購入を検討していたという管内の介護施設担当者は「使い勝手が悪いという声を周りから聞く。今はイニシャルコストも掛かるし、しばらくは様子見だ」と話す。
スーツを開発したイノフィス(東京)の広報担当者は「装着時間を短くしてほしいという声や、作業形態に幅があると使いづらいという声も一部聞いている」と課題を挙げ、来年度をめどにスーツの改良を目指す考えを示している。
(安倍諒)
<介護ロボット>
移乗介助用をはじめ、歩行支援や見守りセンサーなど、さまざまなタイプがある。介護人材不足の中、国は職員の負担軽減を目的に、16年度、ロボットを導入する事業者に対し約90万円を上限に支給した(現在は終了)。これとは別に、道も同年度から10万円を上限に支給している。
1/9(火) 14:09配信 十勝毎日新聞
人材不足が深刻な介護現場で、職員の負担軽減につながると注目される移乗介助用の「介護ロボット」。当初は国や道の補助金も活用できたため十勝管内でも導入が進んだが、“持ち腐れ”となっている事業所も出てきている。単一作業にしか力を発揮しないロボットと、複数の業務を並行してこなさなければならない現場とのミスマッチがあることが要因だ。
移乗介助用ロボットは、主にベッドから車椅子などへの高齢者の移動や、入浴介助の際に使う。帯広市内では、東京のベンチャー企業が開発し、物を持ち上げるときの筋力を最大25キロ分補助する「マッスルスーツ」を2016年度に3事業者が導入。うち地域密着型介護老人福祉施設「にれの木」(西22南1)では、国の補助金を全額使って2台を購入した。
だが職員の反応は良くなかった。現場は、入所者の移乗介助以外に食事や排せつなど複数の業務を、時間を置かずに行わなければならない。脱着に数十秒かかるスーツをその都度着け外しする余裕はなかった。重量も約5キロあり、肩に負担がかかる上、使用には空気を入れる必要があったり、急な呼び出し時に動きづらかったりと、制約もある。
堀井圭輔事務係長は「幅広い業務をこなしていく介護現場の実態に合わず、今はほとんど使えていない。もう少し完成度を見極めるべきだった」と話す。
同じくマッスルスーツを購入した市内の特別養護老人ホーム「太陽園」(大正本町西1線)でも同様の状況だ。道下昌和副施設長はスーツの機能について「ある程度の効果はある」としつつも、実際はスーツを使うより、他の職員を呼んだり、脱着不要な腰痛ベルトを使ったりする人が多いという。管内のある事業所も「スーツを使ったのは最初の2、3回。今は倉庫に眠ったまま」と打ち明ける。
十勝総合振興局社会福祉課によると、スーツの購入に向けた補助金の申請件数は、十勝管内分で国と道合わせて16年度は計8件あったが、今年度は現時点でゼロ。購入を検討していたという管内の介護施設担当者は「使い勝手が悪いという声を周りから聞く。今はイニシャルコストも掛かるし、しばらくは様子見だ」と話す。
スーツを開発したイノフィス(東京)の広報担当者は「装着時間を短くしてほしいという声や、作業形態に幅があると使いづらいという声も一部聞いている」と課題を挙げ、来年度をめどにスーツの改良を目指す考えを示している。
(安倍諒)
<介護ロボット>
移乗介助用をはじめ、歩行支援や見守りセンサーなど、さまざまなタイプがある。介護人材不足の中、国は職員の負担軽減を目的に、16年度、ロボットを導入する事業者に対し約90万円を上限に支給した(現在は終了)。これとは別に、道も同年度から10万円を上限に支給している。
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学術キャリア。
最近政治に目覚め中。
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